347 フランスの詩も、ボサノヴァも

ボサノヴァのデュオ naomi&goroの尚美さんと、カフェでお茶をご一緒した時のこと。

作詞も作曲も手がける尚美さんに、「ボサノヴァの詩を作る時には、何かルールはあるのですか?」と尋ねてみました。
するとその答えは…

「韻をふむことです。最近は厳密に守っていない詩もあるけれど、良い詩はきちんと韻をふんでいるんですよ」

「それからダブル ミーニング。1つの歌詞に2つの意味を持たせることです」

…というもの。

プロの世界では他にも気を付けなければならないこともあるのでしょうが、素人の私にも分かるように、この2つのことを教えてくださいました。

韻をふむということ…。
これはボサノヴァに限らず、世界中のあらゆる詩に共通するものなのかも知れません。
子供の頃、国語や漢文の授業などで「韻」について習った記憶がうっすらと蘇ってきました。

また、フランスの詩人 ヴィクトル ユーゴー(Victor HUGO)やポール ヴェルレーヌ(Paul VERLAINE)、アルチュール ランボー(Arthur RIMBAUD)などの詩にも、韻をふんだものが多く見られます。

さらに、フランスの子供達の言葉遊びの中に、リズムに合わせて韻をふむ単語を順番に言っていくものがあるそうです。
この言葉遊びの話を初めて聞いた時、「フランス人は、子供の頃からこうして韻をふむということを身につけていくのだなぁ~」と感心したものでした。

なお、来年はボサノヴァが誕生して50年という記念すべき年なのだとか。
ボサノヴァ好きの方(私もそうです!)には、楽しみな年になりそうですね!

naomi&goro