335 日曜の朝、パンテオンにて

皆さま、おはようございます!
パリは今、05月27日(日)の朝7時過ぎです。
時差で7時間進んでいる日本は、同日の午後2時過ぎですね。
皆さま、日曜日の午後をいかがお過ごしでしょうか。

さて、僕はいま、パリの5区、パンテオンの広場に来ています。
自宅からノート パソコンを持ち出して、パンテオンの広場に座り、この文章を書いています。

今日のお天気は晴れ。
少し雲もありますが、昨晩の雨も上がり、今日は清々しいお天気になりました。
気温は、ちょっと肌寒いくらい。

先程、僕の背後にあるパンテオンの左側、サン テティエンヌ デュモン教会(eglise Saint Etienne du Mont)の方から日が昇り、目の前に伸びるソフロー通り沿いの建物を美しく照らしています。

また、通りの先、リュクサンブール公園の木々の上に立つエッフェル塔も朝日に照らされて、とても素晴らしい眺めです。

なお、昼間ならたくさんの人たちで賑わうこの広場にも、いまは僕1人。
少し離れたところで、緑色の作業着を着たパリ市の清掃員の方たちが、お掃除をしていらっしゃるだけです。

さて、話は変わりますが…、約3年前、私達2人がフランス行きを決めた時のこと…。
私達は「そうだな~、フランスには10年くらい居ればいいかな~」と、理由もなく決めていました。

別な言い方をすれば「一生、フランスで生きて行こう」と思っていたわけではなく、「またいつの日か、日本に帰って来よう」と思っていたということです。

そして、フランスでの生活が実際に始まり、月日は流れ…。
いま、私達が、どんなふうに考えていると思いますか?

それは、「もっと早く、日本に帰ってもいいかな…」ということ。

フランスという国が嫌いなわけではなく、また、つらいことがたくさんあるからでもありません。
もちろん、日本にいたら経験することのなかった大変さは確かにありますが、それはそれで何とかなること。
「人生、山あり谷あり」の山が険しくなったり、谷が深くなったりしただけのことです。

なぜそう思うようになったのか、いまは自分でもよく分かりません。
しかし、自分自身の中で「それ」が何故だか判ったら、あらためてお話するようにいたします。

たくさんの方が読んでくださるメールマガジンの中で、こんな話をするのは変かも知れませんが、「いつの日か、海外で暮らしてみたい」とか、「フランスに住むのが夢です」とおっしゃる方もいらっしゃると思いますので、あえて自分の気持ちの変化をお伝えすることにいたしました。
この続きは、またいつの日か…。