293 夢の(?)フランス旅行
フランス語の授業でのこと。
生徒が幾つかのグループに別れて、課題に取り組むことになりました。
それは、フランスの地図を見ながら、国内旅行の計画を立てるというもの。
実際に旅行に出かけるわけではありませんが、架空の旅行計画を立てて、グループ毎に発表することになりました。
僕が属したグループは、比較的ご年配の女性ばかり…。
また、男は僕1人だったことや、フランス語をあまり話すことができないこともあり、もっぱら彼女達の意見を聞くことに。
彼女達が立てた計画は、フランスの史跡巡り。
まずはフランス北部にあるアミアン(Amiens)の町を訪れて、有名な大聖堂を見学。
ここのゴシック様式はウットリするくらい美しいのだとか。
続いては、西に約400キロ移動して、モンサンミッシェル(Mont Saint Michel)へ。
有名な修道院を見学します。
その次は、フランスの中部、ロワールの古城の1つである、シュノンソー城(chateau de Chenonceau)へ。
ここは代々の城主が女性だったことから、「6人の女の城」と呼ばれているのだとか(何だか、このグループのイメージにピッタリ…)。
次は、フランス南部のカルカッソンヌ(Carcassonne)へとひとっ飛び。
ここは、ヨーロッパ最大の城塞を持つ町。
二重構造の強固な城壁に守られたその内部は、いまでも中世のままの姿が残っているそうです。
そして最後は、フランスの南、地中海に浮かぶ美しの島、コルシカ島(Corse)へ。
ここで美しい空や海を眺めて、ゆっくりと過ごす…。
それにしても、女性達だけで話す旅行の話は、夢が膨らむ、膨らむ!
皆んな、目をキラキラさせて、いきいきと話しています。
そして時々、思い出したかのように…
「ケイタロウ、解る?」
…と聞いてくださいます(思い出してもらえるだけ幸せ?)。
なお、若い女の子が多い他のグループの計画は…
「パリの一流ホテルに泊まって、レストランで食事して、それからお買い物…」
…というものや…
「ストラスブールでクリスマスの市を楽しんだら、フレンチ アルプスでスキー、そして地中海のカンヌへ…」
…といった具合。
いかにも若い女の子らしい内容でした。
ちなみに僕なら、「フランス 食の旅」がいいな~。
フランス各地を廻って郷土料理やお菓子、ワインやチーズなどを楽しむ旅…。
あなたなら、どんな旅がいいですか?