280 初体験 パリの床屋さん
パリに来て初めて、床屋さんに行ってみました。
いままでは知人の(日本人の)美容師さんにアパートまで来てもらって髪の毛を切っていただいたり、相方に切ってもらったりしていたのです。
しかし、以前から気になっていた床屋さんがあったので、行ってみることに。
今日は、その時の経験から、日本の床屋さんとの違いについて3つご紹介したいと思います。
1つめは、洗髪について。
日本なら髪の毛を切った後に洗髪してくださいますが、ここでは、お店にお邪魔して鏡の前に座ると、まずは洗髪から始まります。
しかし髪の毛を切った後の洗髪はなく、肩や服についた髪の毛をハケで払うだけ…。
そのため「はい、終わりました」と言われてレジでお金を払っている間にも、切った髪の毛が頭からパラパラと落ちてきます…。
2つめは、もみあげや襟足の処理について。
日本なら、もみあげや耳の周り、襟足などを整える時、シェービングクリームなどを塗ってからカミソリで剃ってくださいますが、ここでは、何もつけずにいきなりカミソリでジョリジョリと剃ってしまいます…。
心の中で「えっ!、そのまま剃るの!?」と悲鳴をあげましたが、あっけなく終了…。
心配していたカミソリ負けにもなりませんでした。
3つめは、ヒゲの剃り方について。
日本なら、まず蒸しタオルで顔を覆い(これが気持ちイイ!)、次にカップの中で泡立てたシェービングクリームを顔に塗って、それからカミソリでヒゲを剃りますが、ここでは、まずクリームを顔に塗り、ハケを使ってそれを顔の上で泡立てます(これがチクチクして痛い!)。
そして、サンタクロースのヒゲのように盛大に泡が立ってから、カミソリで剃りはじめます。
また、ヒゲを剃った後はローションを塗り、さらにこれをハケで馴染ませて(これがまた、ヒゲ剃り跡に染みて痛い痛い! もう止めて~と叫びたくなる…)、そして最後に蒸しタオルで顔を覆います(これには何の意味があるのかな…気持ちイイというよりも、やっと終わったという安堵感でいっぱいに…)。
ちなみにお代は、散髪が26ユーロ(約3,900円)、ヒゲ剃りが20ユーロ(約3,000円)とのこと。
次回からは散髪だけにしてもらおっと。