274 ボン、ボン、ボン
フランス語で、「おはようございます」や「こんにちは」は「ボンジュール(Bonjour)」。
「こんばんは」は「ボンソワー(Bonsoir)」。
そして「おやすみなさい」は「ボン ニュイ(Bonne nuit)」と言います(皆さま、ご存知でしたね…)。
そこで今日は、「ボン」で始まる挨拶を、もう少しご紹介。
1つめは「ボン ソワレ(Bonne soiree)」。
フランスに来て、初めてこの言葉をかけられた時には、「えっ?、ボンソワーと何が違うの?」と不思議に思ったもの。
調べてみたら、ボン(Bonne)は良い、ソワレ(soiree)は夕べとか、晩という意味なので、「いい夕べを」とか「いい晩をお過ごしください」という意味のようです。
夕方、近所の酒屋さんに出かけ、たくさん並んでいるワインの中から念入りに一本を選び、お金を払ってお店を出る時に、店員さんが「ボン ソワレ~!」と声をかけてくださいます。
「ワインとともに、楽しい夕げをねっ!」なんて声をかけられて、嬉しくなってしまいます。
そして、ワインの味も、お料理の味も、さらには夕ご飯のひと時までもが、より一層楽しくなります。
その他にも、「ボン」で始まる挨拶がいくつか。
「いい週末を」という「ボン ウィークエンド(Bon week-end)」や、「いい休暇を」という「ボン ヴァカンス(Bonnes vacances)」、さらには、食事の前に言われる「たくさん召し上がれ」とか「楽しい食事をね」という意味の「ボナペティ(Bon appetit):略してボナップ!」もそう。
「ボン」で始まるフランス語の挨拶は、楽しい時を過ごすための基本になっている様です。