250 嬉し恥ずかし、いやっ嬉し!
皆さまは、ビズ(bise)ってご存知ですか?
フランスで、お互いの頬と頬を合わせてチュッとする挨拶のことです。
フランスに来て初めてのビズは、最初に住んだアパートの大家さん、奥様のナンシーさんでした。
右の頬が先か、左の頬が先か、また、どれくらい体を近づけたらよいのかが分からずに、とても不自然な挨拶になってしまった記憶があります。
しかしその一方で、「ああっ~、何てフランスらしいんだ!」と、妙に感激したことも。
そして、パリに来て2年。
ようやくビズにも慣れるようになりました。
いや最近では、ビズを交わすのがちょっと嬉しいくらい。
同じ社会の中で生きる者として、また、親しい友人として、認めてもらったような気がするからです。
さらに、相方(水野)の友人には女性が多く、僕よりも10歳くらい若い子ばかりなので、もう嬉しいやら恥ずかしいやら…。
その上、皆んな、とってもいい香水の香りがするんですよ~(あ~、こんなことを言うなんて、僕もオジサンだな、オジサン)。