218 いろいろな人が生きるパリ

3月から、パリの市民講座、外国人のためのフランス語教室に通い始めました。

授業は週に2回、1回2時間、近所の小学校の教室を借りて、夜間に行われています。
先生は美人のセリーヌ先生。
生徒は20代から50代までの外国人、15人です。
授業では、アルファベや数字の読み書き、簡単な挨拶や自己紹介の仕方など、初歩の初歩から習っています。

なお、日常会話の中では「あなたは何歳ですか?」なんてストレートに聞くことは少ないと思いますが、授業の中ではこれも勉強と、お互いの年齢や出身、職業などについて紹介し合いました。
映画について勉強している23歳のイタリア人女性がいるかと思えば、55歳のチリ人女性で美容師さんがいたり、ポーランド人で26歳の情報処理技術者の青年がいたりと、本当にさまざま。

また、授業の内容は幼稚園レベルかも知れないけれど、しかしそこは、パリで仕事をし、生きていく人のためのフランス語講座。
皆、それなりに真剣なのです。
そして私も、皆に遅れをとらないようにと頑張っています。

なお、日本人の私が日本語にない発音に苦労するように、生徒1人1人の出身国によって、発音にもクセや苦手があることが解りました。
先生がゆっくりと話すフランス語ならなんとか聞き取ることができても、生徒が話す外国語なまりのフランス語を聞き取るためには、想像力(?)を働かせなくてはならないのです。
しかしこれもまた、いろいろな国から来た、いろいろな人が生きる街で暮らしていくためには、必要なのだと知りました。