215 そういう意味だったの?

パリに来て2年。
今週から、フランス語を学び始めた僕。
パン1つ買うのにも四苦八苦しています…。

そんな僕からも、えっ! 本当はそういう意味だったの? と思うフランス語を2つご紹介いたします。

1つめは、アベック。

日本でアベックと言えば、男女の2人連れのこと。
ちょっと冷やかし(やっかみ?)も含めた、お似合いのカップルという意味である思います。

ところがこのアベック、もともとはフランス語のavecから来たのですね。
ただしフランスでは、~と一緒にとか、~とともにという意味のほか、~を持ってとか、~を使ってなどと、もっと広い意味で使われています。
パリに来て、初めてavecという言葉を聞いた時には、日本でいうアベックの語源であるとは気が付かなかったほどです。

2つめは、ランデブー。

日本でランデブーと言えば、男女の合びき、デートのこと。
僕のイメージで言えば、JAL沖縄キャンペーンのCMソングとして大ヒットした、米米CLUBの浪漫飛行のような感じ…(すみません、勝手な話で)。

ところがこのランデブー、フランス語のrendez vousだったのですね!?
そしてここフランスでは、会う約束とか、打ち合わせという意味で日常的に使われています。

取引先の社長さんにお会いするために先方の会社を訪ねた時、受付の女性から「お約束ですか?」と聞かれる時に「rendez-vous」という言葉が使われます。
しかしそのたびに、「あの社長とランデブーだなんて…」と、ちょっと変な気分(?)になる僕なのでした。