193 終業日のお楽しみ

パリ近郊の学校では、今週末から2週間のクリスマス休暇が始まりました。
日本の学校とは違って、始業式も終業式もないフランスの学校。
式に始まり、式に終わるという日本の教育の中で育った私には少し物足りない気もしますが、子供達は始業日から終業日まで、決められたカリキュラムにしたがって授業を受けています。

しかし、クリスマス休暇の前だけはちょっとしたお楽しみがあるんです。
それはクリスマス ランチと名づけられた給食。
フランスの学校では昼食時に帰宅することも可能なのですが、クリスマス前の終業日ばかりは普段家に帰る子供も特別な給食を楽しみに登校(登園)しているようです。

ちなみに、我が家の娘達が通う公立幼稚園のクリスマス ランチのメニューは…

食事中のカフェテリアにはサンタクロースも登場したとかで大興奮の子供達。
とても楽しいひと時だったようです。

クリスマス ランチに限らず、常に前菜、主菜、チーズ、デザートという順番で進められるフランスの給食。
ちなみに、飲み物はお水。
幼稚園児のテーブルにもフォークやスプーンだけでなくナイフも並び、テーブルマナーも少しずつ学びます。
子供達に食卓の準備の手伝いをさせると、口拭き用のナプキンを左に並べるということもマスターしているのには驚きます。

ちなみに、今年のクリスマス休暇は2006年01月02日まで。
日本のように、01月03日までは正月休み…という感覚が染み付いている私には、ちょっと不思議に感じてしまうことの1つです。