187 ストライキの時…
フランスで暮らす上で、上手に付き合わなければならないのがストライキ。
郵便局員のストやバカンスの時期に合わせた航空会社職員によるスト、そしてゴミ回収者のストなど、今までにいろいろなストに直面しました。
銀行への現金輸送に携わる運転手さんたちが安全性の確保と保障問題を理由にストを起こした時には、街中のキャッシュ ディスペンサーから現金が消えたことも忘れられません。
さて、国鉄SNCFのストで始まった感のある今週のフランス。
実は、この国鉄のスト、今年だけですでに6回目になります。
パリでは全面運休という形は回避されましたがダイヤはかなり乱れました。
先週の土曜日に友人宅で行われたパーティでも話題になったのは、「ストの時、どうするか?」という問題。
間髪いれず「会社を休む」と言う人も結構いて大笑い。
でもそういう人、本当に多いのです。
また、同僚や近所の人と車の相乗りをするというのが大抵の意見でした(そう言えば以前に大きな道で、朝ヒッチハイクをする人たちの姿を見かけたことがあります。当時、パリに来たばかりだった私は「そんなので車が止まるの?」と思いながらその光景を見ていたのですが、何台かの車がスーッと止まり、次々パリジャンたちが乗り込んでいくのを見て驚いたことを思い出しました。ちなみにこの時のストは1週間くらい続き、そのストの長さにも驚きました)。
中には、自転車やローラーブレード、キックボード、そして何と徒歩で会社まで行くと言う意見も登場。
しかし、このところ冷え込みが厳しいパリ。
スト慣れしていてタフなパリジャンたちからさえも、さすがに苦笑いがおきていました。