142 パリでいけばな
先日、久しぶりに、いけばなを楽しみました。
日本にいた頃には、いけばなを習っていたのですが、パリに来てからはお休みしていたのです。
パリはこれからが、1年で最も良い季節。
昼間の時間が長く、明るく、そして爽やかになったこの頃、「たまには、お花をやりたいなぁ…」と思い、先月から一緒にフランス語と日本語を勉強しているデザイナーのジュリエットさんを誘って、一緒に花を活けてみることにしました。
- 花材: 芍薬、アイリス、百合、小菊、乾燥した木のつる
- 花器: ボウル、ガラス瓶、ジュリエットさんがデザインした器など
- 場所: ジュリエットさんのアトリエ
まずはお花屋さんに行って、花を選ぶことからスタート。
選ぶ時のテーマは季節の花、そして好きな花。
次は花器。いけばなをするための花器がないので、器は身の回りにあるもので代用します。
なお、いけばなには型の決まった活け方と、自由に活ける方法とがありますが、今日は自由に活けてみることに。
私は本当に久しぶり、また、ジュリエットさんは初めてだったのですが、花と花器の組み合わせをいろいろ工夫して、なかなかカッコイイ作品が出来上がりました。
また、お花を活けた場所はジュリエットさんがお友達とともに使っているアトリエだったのですが、そこでお仕事中だったデザイナーのクララさんやレオナさんも加わって、賑やかに活けました。
そして…
「ここは、こうしたらもっといいんじゃない?」
…とアドバイスをし合ったり、皆んなからいろいろと質問を受けたりしながら、楽しいひと時を過ごしました。
みんな、デザイナーという職業柄からかセンスが良く、また、細かなところにも気が付いて、しかも理解が早い…。
彼女達からたくさんの刺激をもらい、久しぶりのいけばなは本当に楽しいものになりました。