091 魚を生で食べる

お魚を生で食べるのは、世界中で日本人とイタリア人くらいだと、以前に聞いたことがありました(真偽不明)。

しかし今日では、パリでもパリジャン、パリジェンヌが、お魚を生で食べています。
パリの日本食レストランで、お刺身を美味しそうに食べる人の多いこと!

先日も、舟盛りを食べていらっしゃるご夫婦を見かけて、思わず目が点になりました。
日本の旅館などで見かける、あの舟の形の器にお刺身が盛られていたことや、お刺身の量の多さにもビックリ!

さらに、お箸を上手に使って食べていらっしゃるお姿にも驚いてしまいました。
以前なら、割り箸の箸袋の裏に描かれたお箸の持ち方・使い方を見ながら、ぎこちなく握っている方が多かった様に思いますが、今ではすっかり慣れたご様子。
見ていて、違和感がないのです。

そして、お魚を生で食べることについて、もう1つ驚いたことがあります。
先日、パリの街中を歩いていた時のこと。
アメリカ人の女性から英語で話しかけられました。

「あの~、日本の方ですか。私はアメリカから来たのですが、この辺に美味しいお寿司屋さんはないかしら?」

…と。
パリの街を歩いていてお寿司屋さんを訪ねられるなんて、いよいよお寿司も世界の食べ物になったのかな。