087 美しさの違い
フランス パリから、日本までの飛行時間は約12時間。
先ほど、無事に成田空港に着きました。
飛行機からボーディング ブリッジを通って空港の建物に入ると、その途端、周囲の美しさに驚かされます。
ここでの美しさとは、清潔という意味。
まるで、パリの街中にある、一流ホテルのロビーのような感じです。
また、その後、リムジンバスに乗って東京の街中に向かっても、同じことが言えます。
東京の街中は、とてもとても清潔です。
さらに、立ち並ぶ建物はどれもきれいで、また、道往く車はどれもピカピカ。
フランス パリと、日本の東京とのこの差には、今更ながらに驚いてしまいます。
ところで、日本に一時帰国して、夜遅くにテレビを見ていた時のこと。
日本航空が提供のごく短い(5分間くらいの)番組で、パリの街角が映りました。
映し出された風景は、僕にとってすでに見慣れた場所なのですが…
「あれ? こんなにきれいだったかな~?」
…と思うものばかり。
ここでの美しさとは、長い時の流れによって作り出された、風情のような「何か」という意味。
僕はまだ、この「何か」を言葉で表現することは出来ないのですが、日本人でフランス パリがお好きな方々の多くは、この「何か」に魅せられているのではないでしょうか。
そしてこの「何か」は、現代の日本の東京では、すでに失われつつある様に思います。
(ごめんなさい、上手に言い表すことができなくて…)
パリと東京、どちらも美しい街ですが、それぞれに異なる美しさを持っているように、僕は思います。