082 イニシャルテープ
手芸用品の展示会に行った時のこと。
私達にとって1番の収穫は、アンティークのボタンや生地、リボンなどを扱う、自称マダム ボタンという女性に出会ったこと。
彼女の展示スペースに所狭しと並べられた生地やボタン、リボンなどは、どれもアンティークの品物ばかり。
その美しさや種類の多さに、圧倒されてしまいました。
それにしても、数十年も前の生地やボタン、リボンを商うのは、本当に大変なことだと思います。
当たり前のことですが、アンティークの品物を扱う以上、商品を新しく作るということが出来ないからです。
そのため、フランスのどこかに眠っている昔の生地やボタン、リボンなどを、探してこなければなりません。
しかも、できるだけ状態の良いものを…。
きっとそのご苦労は、計り知れないものだと想像します。
なお、このマダム ボタン、お客様にはテキパキと対応し、また手の動きや頭の回転も早く、その上気配りも行き届いた素晴らしい方。
私がイニシャルテープの棚に見入っていると…
「欲しい(お探しの)イニシャルがあったら連絡ちょうだいね。ここにはなくても、お家にあるかも知れないから」
…と、声をかけてくださいました。
そして、そんなマダムのお言葉に甘えて、近々何本かのイニシャルテープをお願いしてみようと思っています。
なお、このコラムをお読みいただいている方の中で、ご自分のイニシャルやお子様のイニシャルなどのテープをお探しの方はご連絡ください。
運が良ければ、マダム ボタンから嬉しいお返事をいただくことができるかも知れません。