079 本国での解禁日
皆さま、お待ちかねの、ボジョレー ヌヴォーが解禁になりました。
私達2人にとっては、初めてフランスで迎える解禁日。
本国フランスでは、どんなふうにその日を迎えるのかと、以前から楽しみにしていました。
そしてまた、その様子を日本の皆さまにもお伝えしたいと思っていました。
解禁日の前日、そろそろ何か変化があるのでは…と、近所の酒屋さんやスーパーマーケットを覘いてみましたが、これと言って変った様子はありません…。
また、明日は深夜まで営業して、解禁の瞬間を皆で一緒に迎えるようなイベントも、予定されてはいない感じ…。
そして解禁当日、酒屋さんの入り口にはピンク色のポスターが貼り出され、店内に床置きされたかごの中に、ボジョレー ヌヴォーの瓶が寝かされていました…。
お値段は1本3~5ユーロ(約400~約700円)。
しかし、しばらく様子を見ていても、お客さんがこぞって買っていくという程ではありません。
ボジョレー ヌヴォーの解禁日は、日本では毎年ニュースで報じられるもの。
大晦日の、年越しのカウントダウンのようにその瞬間を迎えるイメージがあったので、本国フランスでもそうに違いないと思っていたのです。
しかし、僕の身近な生活圏においては、大きな変化は見られませんでした…。
唯一嬉しかったのは、近所のカフェの黒板に「ボジョレー ヌヴォー、あります」と記されていたこと。
迷うことなくカフェに入ってそれを注文し、フランスでいただく初めての味と香りを楽しみました。