077 パリのメトロ、東京の地下鉄
フランス パリのメトロに乗っている時のこと。
日本との大きな違いに気がつきます。
「車内で、楽器を演奏する人がいること?」
…はい、確かにそうですね。
でも、今日の話題ではありません。
「じゃ、皆が大声でおしゃべりしていること?」
…それも違います。
答えは、パリのメトロの車内では、居眠りをしている人がいないこと。
僕は東京にいた頃、毎日地下鉄を利用して通勤していましたが、地下鉄の車内で椅子に座っている人の多くが目をつむって静かにしているか、または、居眠りをしていた様に思います。
確かに、混雑している車内では、どこを見てよいのか困るもの…。
自然と、目を閉じてしまうものなのかも知れません。
しかし、パリのメトロでは、目を閉じている人は見かけません。
みんな、しっかりと目を開けています。
ましてや、居眠りをしている人は皆無…。
やはり、自分の周囲に対して、最低限の注意は払っていなければならない環境なのかも知れません。
ところが、先日、僕は気の緩みからメトロの中で居眠りをしてしまい、ハッ!と気づいた時には終着駅の先、操車場まで運ばれていました…。
幸い、その車両が折り返し運転になったので事なきを得ましたが、そうでなければどうなったことか…。
あらためて気をつけなくては…と反省する出来事でした。