070 当たり年
今年は非常にたくさんの台風が日本を襲ったとのこと、パリでも伺っております。
被害に遭われた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
さて、ここでの当たり年とは台風のことではなく、ワインのお話。
いまから4年前、西暦2000年は、フランス ワインの当たり年と言われています。
夏の天候にも恵まれて良いぶどうが育ち、品質の高いワインが作られた年なのだとか。
そのために、他の年に比べると2000年のワインは評価が高く、すでにお値段も高くなっています。
先日、パリの街中にある酒屋さんに出かけた際に、世界最高峰と言われるボルドー ワインについて、そのお値段を調べてみました。
●シャトー マルゴー(Chateau Margoux)
- 1999年:売り切れ
- 2000年:550ユーロ(77,000円)
- 2001年:199ユーロ(27,860円)
●シャトー ラトゥール(Chateau Latour)
- 1999年:210ユーロ(29,400円)
- 2000年:495ユーロ(69,300円)
- 2001年:199ユーロ(27,860円)
●シャトー ラフィト ロートシルド(Chateau Lafite Rothschild)
- 1999年:215ユーロ(30,100円)
- 2000年:500ユーロ(70,000円)
- 2001年:199ユーロ(27,860円)
●シャトー ムートン ロートシルド(Chateau Mouton Rothschild)
- 1999年:180ユーロ(25,200円)
- 2000年:540ユーロ(75,600円)
- 2001年:199ユーロ(27,860円)
ご覧の通り、2000年のワインはその前年またはその翌年に比べて2倍以上のお値段。
お味が2倍美味しいかどうかは分かりませんが、随分と飛び抜けた評価になっています。
ただし、こんなに高価なワインを普段からお飲みになる方も少ないでしょうから、今度フランス ワインをお飲みになる時には、2000年のものをお選びになってみてはいかがでしょうか。
ここにご紹介したワインだけが良い出来であったわけではなく、もっとお手頃なワインにとっても当たり年であったはずですから。