052 夏のパリを楽しむために

秋風が吹き始めたパリの街。
ひと夏を過ごしてみた経験から、パリの夏に関するお話をお伝えしたいと思います。

それは、街中の多くのお店がヴァカンスでお休みになること。
これは、昔話でも、噂話でもなく、皆、本当に、お休みになるのです。
7月14日の革命記念日を過ぎた頃から8月の終わりまで、短いお店は2週間くらい、長いお店は1か月くらい、お休みになります。

そのため、「フランス パリに行ったら訪ねてみたい!」と思っていたお店が、開いていないということが本当に起こってしまいます。

これは、物を売るお店だけでなく、パン屋さんやケーキ屋さん、レストランなども同様です。

また、クリニャンクールやヴァンヴなどの蚤の市にも変化が起こります。
蚤の市そのものは毎週末に開かれていますが、その中にお店を出している各店舗の店主がヴァカンスをお取りになるため、シャッターが下りているお店や、露天のお店が立たない空きスペースが目立つようになります。

夏にパリへいらっしゃる際には、これらのことを踏まえた上でお出かけください。