049 お父さん? お爺さん?

南仏アヴィニヨン(Avignon)の公園を散歩していた時のこと。
わた飴を売っているのを見かけました。

割り箸をあまり使わないこの国で、どんなふうに作るのかな~と見ていたら、割り箸と同じような木の棒を1本取り出して、それにクルクルとわた飴を巻き付けていました。

また、先日、パリの南にあるソー公園(parc de Sceaux)に行った時にも、わた飴を売っているのを見かけました。
その時ご一緒していたフランス人のご夫妻から…

「これ、日本にもありますか?」

…と聞かれたので…

「はい、ありますとも。日本ではわた飴と呼びます。英語にしたらコットン キャンディーとでも申しましょうか…」

…と伝えたところ、フランスでは、お父さんの髭(バーバ パパ:barbe a papa)と呼ぶことを教えてもらいました。
なかなか面白い例えだなと思っていたら、「お父さんと言うよりは、お爺さんね」という相方(水野)。

なお、わた飴は日本で生まれたものなのかと思っていたのですが、もともとはアメリカ生まれなのだとか。
英語では、本当にコットン キャンディー(cotton candy)と呼ぶそうです。

ちなみに、いわゆるバブル経済のことも同じように呼ぶそうですから、こちらも上手な例えですね(甘くて、はかない…)。