001 白ワイン、ください

先日、お昼ご飯を食べようとカフェに入りました。
挨拶程度のフランス語しか話すことのできない私達にとっては、お昼ご飯を食べるだけでも大変です。

お店に入って「デジュネ(dejeuner:お昼ご飯)?」と言い、お茶ではなく、お昼ご飯を食べたいことを店員さんに伝えます。

テーブルに通されると、次はメニューとにらめっこです。
理解することのできる単語をたよりに料理を想像します。
結果的に注文したのは、ムール貝のワイン蒸し定食と、牛のステーキ定食でした。

店員さんに…

「飲み物はいかがですか?」

…と聞かれたので…

「白ワインをください」

…と注文したのですが、しばらくして、2人で大笑いしてしまいました。
なぜならば、僕が注文の際に言った言葉は、ホワイト ヴァン(white vin)。
つまり、英語で白を意味するホワイト(white)と、フランス語でワインを意味するヴァン(vin)をくっつけた、無茶苦茶な造語だったからです。
正しくは、ヴァン ブラン(vin blanc:白ワイン)ですものね…。

あぁ、恥ずかしい。
穴があったら入りたい…。
なお、地元の方々が通うような小さなカフェでしたが、お料理もワインも、そして店員さんも、素晴らしいお店でした。