019 ジャックゴム
ポール ドルレス(Paul DROULERS)さんとソフィ レニエ(Sophie RENIER)さんの頭の中に生まれた架空の人物、ジャックゴム。
どこかにいそうで、実はどこにもいない、そんな想像上の人物をブランド名にしたクリエーターがいます。
作品を作り始めて20年。
常にデザインと実用性の両面を追求しながら、2人3脚で走り続けています。
ジャックゴムのポールさんとソフィさん。
優しくて明るいお2人。
【歴史】
ポールさんとソフィさんが一緒に活動を始めたのは今から20年も前のこと。
長い間、他社製品のデザインを手掛けていたそうですが、10年後のある日、自分達でデザインしたものを自分達の手で作るという活動へと、新たな一歩を踏み出します。
そして、最初の作品にゴムの素材を使ったことがきっかけとなり、ジャックゴムというブランド名を付けたのだとか…。
パリのレ アールにあるブティックの看板。
アトリエの隣りが彼らの住まい。
私生活では13歳の女の子と8歳の男の子のお父さんとお母さん。
【店舗】
パリの19区にアトリエを構えるジャックゴムのポールさんとソフィさん。
以前はボタン工場だったという平屋の大きな建物を、現在はアトリエ兼住居として使用しています。
その中には、天井がすべてガラス張りになっている明るいお部屋があったり、自然な雰囲気の中庭があったりと、ここがパリの街中であるとは思えないほど、ゆとりある空間になっています。
またジャックゴムは、パリ、ニューヨーク、東京などにお店を展開しており、シーズン毎にたくさんの作品を発表しています。
なお、パリのお店はサン トゥスタッシュ教会の目の前、若者の街、レ アールに構えています。
●店名
ジャックゴム(jack gomme)
●所在地
6 rue Montmartre 75001 Paris
緑の多い、明るい中庭。
この飾らない雰囲気がとてもいい。
アトリエと住居の間にある中庭。
こんな素敵なテラスが。
パリのブティックはレ アールに。
お店を担当しているのはもう1人のソフィさん。
【商品】
彼らの作品作りは素材選びから。
続いて、その特性を活かしながらデザインへと発展させていきます。
また、制作の過程で気を付けていることは、その作品が実際に使用される場面を十分に考えることなのだとか。
作品を使用してくれる人を中心に置き、いつ、どこで、どんなふうに使用されるのかを何度も考えるのだそうです。
そしてその中から、デザインと実用性の両方に優れたジャックゴムの作品が出来上がるのです。
シンプルで機能的なナイロンバッグ。
小物も充実。
パリ店の様子。
センスよくディスプレイされています。
使われる状況を想像しながら、素材や付け加える機能を厳選。
これは軽くてコンパクトにたためるショッピングバッグ。