010 ロール エ シルヴァン ミュリエーズ
南フランスの小さな村、ランス レスタン(Lens Lestang)。
人口約700人というこの村にロール エ シルヴァン ミュリエーズの工房はあります。
美しい緑に囲まれたこの村の、丘の斜面にある小さな小さな工房で、11名の職人達が一心にバッグを作っています。
そして、厳選された革を使い、気の遠くなるような工程を経て、美しく洗練されたバッグが生み出されているのです。
上質の革、上質の糸、上質の糊を使ったロール エ シルヴァン ミュリエーズのバッグたち。
【歴史】
ロール エ シルヴァン ミュリエーズのブランド名は、奥様であるロール ミュリエーズ(Laure MULLIEZ)さんと、ご主人であるシルヴァン ミュリエーズ(Sylvain MULLIEZ)さんのお名前。
ご主人のシルヴァンさんはバッグ作りに携わって25年。
小さな頃から物作りが大好きだった彼は、22歳の時にこの世界に入りました。
一方、現代美術を学んだロールさんは何か手仕事を生業にしたいと考えて、シルヴァンさんのところに弟子入りされたのだそう。
こうして知り合ったお2人がともに事業を始めて15年。
「ハッピーエンドのラブストーリーだった」とご自身達がおっしゃる通り、今日まで2人仲良く歩んでこられました。
ロールさんとシルヴァンさん。
バッグ作り一筋に、ともに道を歩んでこられたお2人。
色鮮やかに染められた天然皮革。
この中からバッグ作りに最適な部分だけを選別して用います。
工房の壁には、バッグを手作りするための道具たちがきちんと整理されて掛けられていました。
【店舗】
南フランスの小さな田舎町、ランス レスタンにロール エ シルヴァン ミュリエーズの工房はあります。
事業のことだけを考えるならばパリでの生活もあり得たわけですが、良質な革の生産地であるロマン シュル イゼール(Romans sur Isere)の町に近いこと、そして何よりも「クオリティー オブ ライフ(真の意味での生活水準)」を重視するとのお考えから、あえて田舎暮らしを選択されたのだとか。
日当たりの良い緑の丘の斜面に、お2人の工房はひっそりと立っています。
東京から来てパリで暮らす私達に、「田舎暮らしは本当にいい。何事も考え方1つなんだよ。そしてどう生きるかを自分で選択すべきなんだ」とおっしゃったシルヴァンさんの一言が、とても心に残りました。
●店名
ロール エ シルヴァン ミュリエーズ(Laure et Sylvain MULLIEZ)
●所在地
rue Marion 26210 Lens Lestang
ロール エ シルヴァン ミュリエーズの工房。
南フランスの小さな村、ランス レスタンの丘の斜面にひっそりと佇んでいます。
工房の内部。
11名の職人さん達が心を込めて作っています。
厳しい品質管理のもと、気の遠くなるような作業工程を経て、1つ1つバッグがこの世に生み出されていきます。
【商品】
フルールドクールがロール エ シルヴァン ミュリエーズのバッグをおすすめするのには理由があります。
どなたも、ロール エ シルヴァン ミュリエーズのブランド名はご存知なくとも、エルメス(HERMES)はご存知でしょう。
そう、バーキンやケリーと呼ばれるバッグで有名な、あのエルメスです。
実は、エルメスの製品の一部は、彼らの工房が請け負って作っているのです。
たった11名の小さな工房で、厳格に定められた手順と品質管理に基づいて、それらの製品は生み出されています。
ロール エ シルヴァン ミュリエーズとエルメス。
ネームバリューは比べるべくもありませんが、真のプロフェッショナルが心を込めて作っていることに変わりはありません。
そしてその品質についても十分ご理解いただけるものと信じております。
きれいな色のお財布や小物入れなども作っています。
色鮮やかなエナメルを使ったバッグたち。