004 ローレン ギヨ
パリの3区、古い建物や石畳の小径が残る街並みの一角に、透明感のあるジュエリーを手作りするローレン ギヨのアトリエがあります。
彼の作品はここに展示されているもののほか、シャネルやバカラ、クレージュ、ジャンポール ゴルティエ、イブ サンローラン、スワロフスキーといった、世界に名立たる一流ブランドにも提供されています。
透明感のあるローレン ギヨの店内。
【歴史】
ローレン ギヨ(Laurent GUILLOT)さんがこの地にアトリエを構えたのは約15年前。
そして現在までの間に彼のジュエリーは世界的に評価され、シャネルやバカラ、イブ サンローランといった一流ブランドにも提供するようになりました。
しかしここまでになった今でも、彼は自分のポリシーを変えることなく、1つ1つのジュエリーを自らの手で丹念に仕上げています。
また、アトリエで作業中の時はもちろんのこと、ショーケースの前でお客様に接している時も、「頑固な職人」という雰囲気は変わらないのです。
ローレン ギヨさん。
彼の作品はシャネルやバカラ、イブ サンローランといったブランドにも提供されています。
ローレン ギヨさん。
ジュエリー作りにおける頑固な職人。
【店舗】
「パリで16~18世紀の面影と風情を求めて散策したいと思ったらマレ地区へ」と言われるほど、マレには昔のパリらしさが残っています。
その一方で、現在のマレは個性的なブティックやインテリアショップが軒を連ねるパリジャン、パリジェンヌのためのファッションタウンでもあります。
ローレン ギヨのアトリエはその一角にあり、外装も内装も白一色で統一された美しい店構え。
そして、縦長の大きなガラス扉とウィンドウから店内に飾られた作品が見える他は、目立った看板もありません。
しかしそんなところにも、「名前ではなく、作品を見てほしい」という彼の姿勢が表れているようにも思います。
●店名
ローレン ギヨ(Laurent Guillot)
●所在地
48 rue de Turenne 75003 Paris
ローレン ギヨの外観。白を基調とした清潔感のある店構え。
お仕事中のローレン ギヨさん。
厳しい目で作品の仕上がり具合を確認します。
【商品】
ローレン ギヨの作品を一言でいい表わすなら「透明感」だと思います。
クリスタルやアクリルといった透明な素材を基にして、ルビーやエメラルドといった色鮮やかな宝石や、金、銀、プラチナなどの貴金属との組み合わせにより、独特の雰囲気を醸し出しています。
そしてそのほとんどは彼の手作りであり、同じコンセプトで複数の作品を作ることはあっても、まったく同一の作品はこの世に2つと存在しないのです。
また、見た目にはシンプルにまとめられた作品が多いのですが、実際身につけてみると、しっかりと主張するところも彼の作品らしさだと思います。
白を基調とした明るい店内。
透明感のある作品がより一層映えて見えます。
シンプルな作品が多いのですが、身に着けたときには不思議な存在感を発揮します。
ローレン ギヨの作品。透明感とさりげない上品さが特徴的。