001 レピ デュパン
ホテルやレストランの格付けで有名なミシュランガイド。
その中でビブグルマン(Bib Gourmand:お手頃なお値段で美味しいお料理を食べることができるお店)として紹介されたレストランを実際に訪ね、お料理や雰囲気、ワインなどに関する私達なりの感想をお伝えいたします。
第1回は、パリの左岸、老舗デパートのル ボン マルシェ近くにある、小さくて賑やかなレストランです。
前菜に選んだのは「ごまの衣の手羽先のから揚げ ムール貝のカレー風味ソース」。
骨からホロッと離れる柔らかな鶏肉は、ごまの香りで美味しかった。
【レストランの概要】
パリの老舗デパート、ル ボン マルシェに程近い、デュパン通りにある小じんまりとしたお店です。
日本の雑誌にも紹介されたことがあるので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れません。
人気のある店のようで店内は満席。
パリジャン、パリジェンヌの他、日本人をはじめ、他国から観光でいらっしゃった方々も多いようでした。
パリの老舗デパート、ル ボン マルシェ。
この先の小道を左に入れば、レピ デュパンはすぐそこ。
レピ デュパンのお店。
昼も夜も満席のことが多いので、予約をしてからお出かけください。
【お料理】
前菜、主菜、デザートともに、どれもほど良い量でした。
食事の途中で「お腹いっぱい…」になったり、食後に「もう、動けない…」ということもありません。
また味付けもちょうど良く、日本人好み(?)の味だと思います。
フランスで食べるフランス料理(?)の中には、「こってり、どっさり」というものも少なくありませんが、ここのお料理は最後まで楽しんでいただくことができました。
また、フランスの郷土料理、地方料理というよりも、現代的な新しい感じのお料理です。
なお注文は、読みやすく印刷されたメニューの中から選ぶか、黒板に手書きされた{日のお薦めの中から選びます。
また希望すれば、日本語をお話になる陽気な店員さんが、お料理について説明してくださいます(これが結構、楽しい!)ので、安心してお料理やワインを選ぶことができます。
さらにワインの品揃えは、フランスの各地方、赤、白ともにバランス良く揃っている印象。
お値段は1本30ユーロ前後のものが中心のようです。
前菜に選んだ、うさぎのパテとマスタードのシャーベット。
ブルゴーニュの白ワインに良く合いました(お酒が進む…)。
主菜には、仔羊のトゥルヌドとキクイモ。
量がちょうど良いので、最後まで美味しくいただけます。
同じく主菜のスズキのソテーとセロリの香菜風味。
味付けは軽すぎず重すぎず、ちょうど良い感じ。
デザートには、パインナップルのソテーとしょうがのジャム、シードルのビスケット、ココナツシャーベット添え。
トロピカルフルーツとココナツの相性は抜群です。
くるみのマカロン、アプリコットソース、カカオシャーベット添え。
こちらはフランス人好みのデザートかな?
【雰囲気】
人気店だけあって店内は満席。
お客さん、店員さんともに明るく、華やいだ雰囲気でした。
また、気取った感じもないので、緊張することなく、食事を楽しむことができます。
お店の外装や内装も清潔な感じ。
決して広いとは言えない店内ですが、それがかえって賑やかな雰囲気を作り出しているようです。
なお、夜の予約は時間を区切って(19時から21時頃までと、21時から閉店まで)受けていらっしゃるようです。
また、日本の雑誌や本の影響でしょうか、日本人のお客さんが多いことにビックリ!