044 もともとは…
こんにちは、フルールドクールの阿部桂太郎でございます。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
僕は、週に2回、フランス語の学校に通っているのですが、今日はその授業中に、ちょっと驚いたことがありましたのでお話したいと思います。
僕が通っているのは、パリ市が主催している外国人向けの学校で、週に2回、夜間に授業が行われています。
また僕は初級レベルなので、身の回りにある物の名前や基本的な文法、簡単な聞き取りや会話などを習っています。
そして先日、着るものや身につけるものに関する単語を習っていた時のこと、驚くことが2つありましたので、今日はそれをご紹介したいと思います。
1つめは、コスチュームという単語です。
日本語の辞書で「コスチューム」という単語を引いてみると、「ひとそろいになった婦人服、ドレス、または舞台衣装など」と記されています。
しかし、フランス語でコスチュームとは、男性用のスーツのことを言うのだそうです。
僕は、コスチュームと言う単語には、女性用の衣装というイメージがありましたので、これには驚きました。
ちなみに、フランス語で女性用のスーツのことは、タイユール(tailleur)と言うそうです。
2つめに驚いたのは、シュミーズという単語です。
日本語の辞書で「シュミーズ」という単語を引いてみると、「袖なしで、胸から腰までをおおう、しめつけない形の婦人用の肌着。シミーズ」と記されています。
しかし、フランス語でシュミーズとは、男性用のシャツのこと。
いわゆるワイシャツなどのことを言うのだそうです。
なお、先ほどご紹介したコスチュームという単語以上に、シュミーズという単語にはより女性的なイメージがありましたので、これには本当に驚きました。
ちなみに、フランス語で女性用のシャツのことは、シュミジィエ(chemisier)と言うそうです。
なお、僕は日本にいた頃、会社員だったわけですが、毎日、シャツにネクタイ、スーツを着て仕事をしておりました。
しかし、フランス風に言えば、毎日シュミーズの上にコスチュームを着ていたことになり、そう考えると何だかおへその辺りがムズムズするような、どこかこそばゆいような、ちょっと変な気持ちになってきます…。
以上、今日は、フランス語の授業中にちょっと驚いたことについて、少しだけお話をいたしました。