035 パリの朝市
こんにちは、フルールドクールの阿部桂太郎でございます。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
さて今日は、パリの朝市(マルシェ)についてお話をしたいと思います。
現在パリには、大小合わせて約80の朝市があると言われていますが、大きくは、ほぼ毎日開かれている常設の市場と、決まった曜日に開かれる朝市の2つに分けることができます。
またいずれの場合にも、野菜や果物、お肉やお魚、そして乳製品やワインなどが並び、パリの人たちの食生活を垣間見ることができます。
さらに店先には、その季節の旬のものが並んでいて、そこから季節の移り変わりを感じることもできます。
なお私達家族も、毎週日曜日の朝に、近くの広場に立つ朝市に出かけています。
そして、1週間分の野菜や果物などを買っています。
なお、お店の数は決して多くはありませんし、また、品数も日本に比べたらが少ないかも知れません。
しかし、とにかく品物が新鮮なこと、そしてまた、私達日本人には馴染みのない食材がまだまだあることなどから、毎週出かけることが楽しみになっています。
さらに面白いのは、それぞれの食材が、裸のまま、丸のまま売られているということです。
野菜や果物はもちろんのこと、お肉やお魚も、ほぼそのままの形で並んでいます。
中には少々グロテスクなものもあるのですが、自分達が口にするものがもともとどんな大きさであるとか、どんな形をしているとか、どんな状態であるのかということを知るのは、とても良いことだと思います。
またハムやチーズなどの加工品も、パックされているのではなく、裸のまま、店先に並んでいます。
そのため私達日本人から見ると、少し不衛生に感じることもあるのですが、いかにもそのお店の方々によって手作りされたもの、また作ったご本人の顔が見えるという感じがして、とても美味しそうに思えるのです。
なお、皆さまもご旅行でパリにいらした時、是非、朝市を覘いてみてください。
そして、可能であれば、少しでも何かをお買い求めになってみてはいかがでしょうか。
きっと、楽しい旅の思い出になるものと思います。
以上、今日はパリの朝市について少しだけお話をいたしました。