021 秋のフランス
こんにちは、フルールドクールの阿部桂太郎でございます。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
さて今日は、フランスの秋について、お話をしたいと思います。
秋も終わりに近づき、少しずつ冬の足音が聞こえて参りましたが、皆さまは、今年の秋をいかがお過ごしでしょうか。
また、今年の日本の紅葉はいかがでしょうか。
僕はフランスに来て、まだ数回しか秋を経験してはいませんが、日本とフランスの秋に、少し違いを感じています。
日本の秋と言えば、赤や黄色の美しい紅葉を思い出しますが、ここフランスでは、黄色や茶色の紅葉が多いように思います。
もちろん、フランス全土がそうなのかどうかは分かりませんが、ここパリも、また先日出かけたフランスの南西部、ボルドー地方やバスク地方も、さらにはフランスの北東部、アルザス地方もそうでした。
なお子供の頃から、童謡「里の秋」や「もみじ」などを歌いながら育った僕としては、どうしても色鮮やかな秋をイメージしてしまいますが、最近では、フランスの黄色や茶色の紅葉も、少しずつ、いいな~と思えるようになってきました。
日本の紅葉のような艶やかさこそありませんが、その落ち着いた、そして、どこか寂しげな感じが、とても良いと思っています。
なお、皆さまも、秋にパリにいらっしゃることがございましたら、街中やその近郊にある公園の木々や、セーヌ河の河岸にある並木の紅葉を、是非、楽しんでいただきたいと思います。
落ち葉を踏んでガサガサと音を立てたり、ときどき深呼吸をして、深い森のような香りを楽しんだりしながら、ゆっくりと歩く秋のパリのお散歩も、とても素敵です。
以上、今日はフランスの秋について、少しだけお話をいたしました。