009 フランスのクレープ
こんにちは、フルールドクールの阿部桂太郎でございます。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
さて今日は、クレープについて、お話をしたいと思います。
皆さまは、クレープという食べ物をご存知でしょうか。
クレープはパンケーキの一種で、フランスのブルターニュ地方が発祥のお料理です。
そば粉で作った、薄いパンケーキのガレットというお料理がもとになっているそうです。
そして、そば粉に水や塩を混ぜて作っていた生地から、その後、小麦粉に牛乳やバター、卵などを加えた生地へと変化していって、現在のクレープになったのだそうです。
ただし現在でも、そば粉を使った塩味のガレットは残っていて、小麦粉を使った甘みのあるクレープとは、区別されています。
また一般に、そば粉を使ったガレットは食事として、一方、小麦粉を使ったクレープの方はおやつとして食べることが多いようです。
なお、ガレットの具としては、卵やチーズ、ハムなどが一般的です。
一方、クレープでは、お砂糖や蜂蜜を塗ったもの、ヌテラと呼ばれるチョコレートクリームや、栗のペーストを塗ったものなどが一般的になります。
なお日本では、生クリームやフルーツ、アイスクリームなどをたっぷり乗せた豪華なクレープが多いように思いますが、パリで食べるクレープは思いのほか質素なものが多いようです。
ちなみに、日本のとあるクレープ屋さんによると、「バナナチョコ生クリーム」や「ブルーベリーチーズ」、「イチゴチョコ生クリームスペシャル」なんていうのが人気だそうですが、これら日本の豪華なクレープをパリの人たちが見たら、きっと大喜びするに違いありません。
皆さまもパリにいらした時、是非、フランスのシンプルなクレープも召し上がってみてください。
ちなみに、僕のお薦めは、お砂糖のクレープです。
以上、今日はクレープについてお話をいたしました。