032 すでに記憶の中に
この春、フランスの新しい雇用制度の施行に伴って起きた暴動…。
皆さまのご記憶にも新しいことと思います。
写真は、その中心となったソルボンヌ大学前の広場です。
毎日毎晩のように学生達と警官隊が衝突した、あの現場なのです。
あれから約3か月。
バリケードは取り払われ、広場には以前と同じようにカフェのテーブルや椅子が並べられ、人々がのんびりと時を楽しんでいます。
結果的には、新しい雇用制度が取り下げられるということになったけれど、本当にそれで良かったのかな…?
変わることに対する不安も解るけれど、世界はもっともっと早いスピードで変わっているということを少しは意識しなければならない時期にきている、と僕は思う。