003 タルト オ バナーヌ マロン
パリのパティスリー(patisserie:お菓子屋さん)には、旬の果物を使ったさまざまなタルトが並ぶので、いつもで季節の美味しさを楽しむことができます。
しかし、フランスでは、タルトは一般的な家庭のお菓子。
今回は家庭的な温かい味を目指して、特別な材料は一切使いません。
皆さまも是非作ってみてください。
バナナとマロンが入ったタルトです。
【材料:2人分】
- タルト生地(市販品):1枚
- 砂糖:大さじ4
- バター:大さじ1
- バナナ:1本
- 栗の水煮:200g
- 牛乳:100ml
- 生クリーム:50ml
- 卵:2個
- バニラエッセンス:適量
- シナモン:適量
- カカオパウダー:適量
- ミントの葉:適量
今回は出来合いのタルト生地(シート)を使って手軽に作ります。
牛乳と卵、そしてクリーム。
なおクリームは、薄いのと濃いのを2種類使ってみました。
水煮の栗とバナナを刻んで使います。
【手順】
- フライパンに砂糖大さじ2を入れて、弱火でキャラメル状になるまで温めます。
- キャラメル状になったら、輪切りにしたバナナを入れて、シナモンを振ります。キャラメルが絡まったら、栗とバター大さじ1を入れてよく混ぜ、冷まします。
- タルト型にタルト生地を敷き、フォークで穴を開けます。その上にアルミを敷いて重石をのせ、200度で25分ほど空焼きします。焼けたら重石とアルミを取り、さらに3~5分ほど焼いてから、冷まします。
- ボールに牛乳、生クリーム、卵、砂糖大さじ2を入れて、よく混ぜます。
- 上記の3.に2.を均等に並べて、4.を流し入れます。
- 上記の5.を190度のオーブンで30分焼きます。
- 冷めたらカットして、カカオパウダーを上から軽く振り(茶漉しを使いましょう)、ミントの葉を飾って出来上がり!
空焼きの重石は端までしっかり詰めると、焼いているときに生地がダレません。
タルト生地が焼き上がりました。
お砂糖は焦げやすいので手早く仕上げましょう。
具は大きめに切ると、食べたときの満足感が違います!
卵液は気泡が出来ないようにかき混ぜます。
具を並べたタルト生地に卵液を流し込みます。
冷ましてから切り分けます。
【あやこのコメント】
上記3.でタルトの空焼きに使う重石は、お米や豆でも代用することができます(今回は緑豆を使いました)。
また、4.で卵液を混ぜる時には、なるべく気泡ができないように注意しましょう。
今回のタルトは、バナナにマロンというパリらしいコンビネーションで仕上げてみましたが、皆さまのお好みでバリエーション豊かに、可愛いタルトを作ってみてください。
ボナペティ!
なお、実際にお作りになった時のご感想やお写真をお寄せください。
このページでご紹介させていただきます。
また、材料がお近くで手に入らない、作り方で分からないところがあるなど、お問い合せもお気軽にどうぞ。
マロンの他、刻んだアーモンドやピスタチオなどもバナナに良く合いますよ。