2016年03月25日(金) あんこうを食す

先日、知人と美味しいものについて話をしていた時のこと。
フランスのあんこうはとても美味しいと教えてもらいました。

日本にいた頃にはあんこう鍋を食べたり、酒の肴にあん肝を好んで食べたりしていた僕ですが、フランスではあんこうを食べたことがありませんでした。
それどころか、フランスの人々があんこうを食べることすら知りませんでした。

そこで、早速マルシェ(朝市)の魚屋さんへ。
すると、ありました、ありました。
頭やひれ、内臓などが取り除かれたロット(lotte:あんこう)が。

自宅に買って帰り、バターでソテーして、夕ご飯にいただくことに。
知人から、「あんこうは、オリーブオイルではなく、バターで焼くこと」と教わっていたからです。

なお、お味の方は、これが本当に美味しい!
その、あっさりとしたお味も、また、プリプリとした食感も、本当にいい感じ。
お好みでお塩を少々かけてもいいですし、お醤油をちょっぴり垂らしても美味しいと思います。
長女は、「レモンを絞っても美味しそうだね」とのことでした。

ワインはミュスカデ セーヴル エ メーヌ(Muscadet sevre et maine)を選択。
フランスのロワール地方で作られた、さっぱりとした白ワインです。
温暖な地中海で捕れたお魚を食べるなら僕はカシ(Cassis)のワインを選びますが、北の冷たい海で捕れたお魚にはコレです。

皆さまも機会がございましたら、是非、フランスのあんこうをお召し上がりになってみてください。
お薦めです。

フランス あんこう
パリのマルシェの魚屋さんに並んでいたフランスのあんこう。
今日は特売とのことですが、それでも1kgで23.99ユーロ(約3,000円)もします。
1匹買ったら26ユーロ(約3,250円)くらいしました…。

フランス あんこう
自宅に買って帰り、あんこうをさばく。
背骨を上手にとって、切り身に。

フランス あんこう
あんこうのバターソテー。
クセのない美味しい白身に、プリプリとした食感。
子供達にも大人気で、家族4人で1匹ペロッと食べちゃった。