2016年03月05日(土) 馬2頭

フランス パリの街中で、小さくて可愛らしい車を見かけることがあります。
それは、フランスの自動車会社シトロエンが、1949年から1990年まで販売したドゥ シュヴォー(deux chevaux)と呼ばれる車。

ちなみに、ドゥ シュヴォーのドゥ(deux)は数字の2、また、シュヴォー(chevaux)は馬を意味するシュヴァル(cheval)の複数形で、馬2頭=2馬力(2CV)という意味なのだとか。
エンジンの出力が本当に2馬力であったわけではないようですが、とても可愛らしい名前ですね。

また、それ以上に、現代の車には見られないような曲線で構成された車体とか、車体の大きさ(小ささ)がいいと思います。

さらに、このドゥ シュヴォー、第2次世界大戦後のフランスにおいて、国民車として自動車の普及を担ったとのことですが、現在でもパリの街中を元気に走っている姿を見かけると、何だか嬉しくなってしまいます。

皆さまもパリにいらした時、ドゥ シュヴォーの姿を見かけましたら、「あっ! 馬2頭」と思い出してください。

シトロエン2CV
シトロエンのドゥ シュヴォー(deux chevaux)。
略して 2CV と記される。

シトロエン2CV
パリ、サンス館(フォルネ図書館)の前にて。

シトロエン2CV
凹んだり、部品が取れたりしているところもあるけれど…それもご愛嬌。