2016年01月19日(火) 2つのチョコパン

フランスと言えばパン。
日本でフランスパンと呼ばれるバゲット(baguette)は、フランス パリの人々にとって最も身近な存在です。

しかし、そのバゲットと同じくらい身近な存在に、2つのチョコパンがあります。

1つは、パン オ ショコラ(pain au chocolat)と呼ばれるパン。
長方形をしたクロワッサンの中に、ほろ苦いチョコレートが二筋入っているパンです。

このパンは子供のおやつの定番で、長男が通う幼稚園では、おやつの時間(gouter:グテ)にパン オ ショコラがよく配られます。

また、子供達だけでなく、大人達もパン オ ショコラが大好き。
そのことは、パリの街中にあるパン屋さんのショーケースに並んだパン オ ショコラの数を見ればわかります。
他のパンに比べて圧倒的に多い数が、お店に並んでいるからです。
やはり、子供の頃から食べ慣れている味には、誰もが愛着を持っているようです。

そしてもう1つは、ヴィエノワーズ ショコラ(viennoise chocolat)と呼ばれるパン。
日本のコッペパンを1回り大きくしたような形のパンに、チョコレートのチップがたくさん入っています。

ちなみにヴィエノワーズとは、ウィーン(オーストリアの首都)風の~という意味。
小麦粉や塩、水などのシンプルな材料で作られるフランスのパンに対して、砂糖や卵、バターなどの材料を使用することで、より豊かな味わいになっているパンです。

それ故、パン オ ショコラに比べたらしっとり、ずっしりしていて食べ応えがあり、おやつにはちょっと重すぎるかも知れません。

しかしどちらも、フランス パリの人々に人気のパン。
街中のどこのパン屋さんにもありますので、皆さまがパリにいらした時、是非、お召し上がりになってみてください。

パン オ ショコラ
パン オ ショコラ。
フランス国民のおやつ。

ヴィエノワーズ ショコラ
ヴィエノワーズ ショコラ。
砂糖や卵、バターが使われているせいか、結構お腹にずっしり来ます。
使われているチョコチップの数も半端なく多い…。