2015年12月22日(火) クリスマスを控えて

今日は、ここパリで、クリスマスを数日後に控えて感じたことを3つお伝えしたいと思います。

1つめは、先日開かれた、子供達のためのクリスマス会の様子について。
クリスマスと言えば、美味しいご馳走やケーキを食べたり、サンタさんからプレゼントをもらったりする楽しいイベント…という感じがしますが、ご存じの通り、本来はイエス キリストの誕生を祝うもの。
先日開かれた子供向けのクリスマス会では、聖歌を歌ったり、キャンドルを灯したり、キリスト誕生の短い劇をやったりと、僕が子供の頃から知っている賑やかなクリスマス会とは少し異なる雰囲気でした。
やはり、ここフランスでは、キリスト教のミサ(典礼)の1つなのだと、あらためて実感した経験でした。

2つめは、フランスの雑誌をパラパラと眺めていた時のこと。
いくつもの雑誌の中で、シャンパンの特集が組まれていました。
「○○編集部が選ぶ、この冬買うべきシャンパン ベスト10…」みたいな記事です。
また、雑誌の中の広告にも、シャンパンメーカーの広告がとても目につきました。
それだけ、クリスマスはシャンパンの需要期であり、フランスの人々にとってシャンパンは特別な日の飲み物なのだと感じました。

3つめは、同じアパートに住む方々やご近所さん、パリに住む友人や知人が里帰りを始めたこと。
フランスの人々にとっては、クリスマスは家族とともにのんびりと過ごすもの。
その様子は日本のお正月(年末年始)に似ていて、実家に帰省する時期になります。
そのため、私達が住むアパートの中はシーンと静まり返り、また、近所や街中もどことなく静かになったように感じます。

なお、皆さまは、このクリスマスをどのようにお過ごしになるのでしょうか。
どうぞ、素晴らしいクリスマスをお過ごしください。

クリスマスの絵本
近所にある、本屋さんの店先で見かけた、古いクリスマスの絵本の表紙。
雪の積もる、コロンバージュ(colombages:木骨造り)のお家がかわいい。

クリスマスの絵本
上の絵本の表紙の下半分。
この、静かな感じがクリスマスらしい…。