2015年12月12日(土) 白い鳩のペンダント

写真は、家内のペンダント。
南仏プロヴァンス、セナンコール(Senancole)の谷底にひっそりと佇む、セナンク修道院(Abbaye Notre Dame de Senanque)で買い求めたものです。

フランス各地の教会や修道院にはさまざまなペンダントがありますが、僕が1番好きなのは、このセナンク修道院のもの。
大きさは2cm程と小さく、南仏特産のオリーブの木から作られた、シンプルなデザインのペンダントです。

なお、白い鳩と言えば平和のシンボルとばかり思っていた僕ですが、実は、キリスト教においては特別な意味があるようです。
古い宗教画を見ていると、イエスがヨルダン河でヨハネから洗礼を受けた際に、天が開き、聖霊が鳩のようにイエスに向かって降りてくる場面が描かれていますが、そこに登場するのがこのペンダントの形をした白い鳩。
平和のシンボルではなく、聖霊だったのですね。

南仏プロヴァンス セナンク修道院のペンダント
南仏プロヴァンス セナンク修道院のペンダント。
清貧・質素を旨とするシトー会だけあって、装飾のない、シンプルなデザイン。