2004年11月16日(火) 大西洋を食す

毎日のように食べているバゲット(baguette:いわゆる普通のフランスパン)。
そして、美味しいバゲットに欠かせないのがバターです。

パリのスーパーマーケットにはたくさんのバターが並んでいますが、最近のお気に入りはこれ。
オー クリストー ド セル ド メール ド ノワールムティエ(aux cristaux de Sel de Mer de Noirmautier)。
直訳したら、ノワールムティエの海の塩の結晶という感じでしょうか。

ノワールムティエ(Noirmautier)はフランスの西部、大西洋に浮かぶ小さな島。
ミシュランの地図で見てみると、大西洋に突き出た細長い半島のように見え、また、島の中央には縦横に区切られたたくさんの池があり、ここが塩田になっている様です。

バターのパッケージには、帽子をかぶった男の人が、塩田で塩を作っている様子が描かれています。
そして、その向こうには真っ青な空と海。
白いヨットも浮かんでいます。

きっと、風景の美しい場所なのだろうと思いを馳せながら、バターをナイフですくってはバゲットに塗り、口の中へ…。
大西洋の潮の香が、口いっぱいに広がります。

フランス パリ バター
ノワールムティエの海の塩の結晶のバター。