2004年03月12日(金) 紙でくるむ食文化

今日は朝から雨でした。
傘をささぬまま、いつものパン屋さんまで雨の中を走り、バゲット(baguette:いわゆる普通のフランスパン)1本と菓子パン1個を買いました。

パリのパン屋さんの多くは、バゲットを買っても、パン全体がすっぽり入るような紙袋には入れてくださいません。
A4くらいの大きさの白くて薄い紙で、バゲットの真ん中あたりをクルッと一巻きしてくださるだけです。
また、菓子パンも同様です。
白くて薄い紙の上に菓子パンを置き、軽くくるむだけです。

アパートに戻るまでの間に、バゲットや菓子パンが雨に濡れてしまうのですが、少しくらいなら大丈夫ということでしょうか。

もっとも、バゲットを買ったお客さんの大半は、お店でお金を払うとすぐにバゲットの端をちぎり、口の中にポイッ!と入れてしまいます。
そして歩きながら、どんどんと食べていってしまいます。

フランス パリ パン屋
紙でくるまれたバゲットと菓子パン。