524 真っ白なアレ

「今年はこれが流行り…」とか、「皆んなが同じものを着ている(持っている)…」ということが少ないパリ。
別な言い方をすれば、1人ひとりが個性的であり、自分自身を持っているということなのかも知れません。

しかし、そんなパリにありながら、最近、「あれっ?」と思うことがあります。
若い女の子からお歳を召した女性までもが、同じものを身に付けていらっしゃるお姿を良く目にするからです。

それは、アディダスの、スタン スミスの白いスニーカー。

高校生くらいの女の子から、僕と同年代と思しき女性までもが、あのスニーカーを履いてパリの街を歩いていらっしゃいます。

なお、秋から冬にかけてのパリジェンヌのお召し物は、断然、黒色が多いのですが、それに合わせて、あの真っ白なスニーカーを履いていらっしゃるようです。

つま先がクルリと丸いスニーカーはそれだけで可愛らしく、そして何より清潔感があります。

さらに、本当に歩き易いんですよね、あれ(僕も若い頃、愛用していました…)。

なお、これからパリにご旅行でいらっしゃる方、また、その時にどんな靴を履いていこうかしらとお考えの方にお薦めです。
きっと楽しく、パリの街を歩いていただけるものと思います。

ただし、お願いしたいことが1つだけ…。
あのスニーカーだけは、いつも真っ白にしておいてください。