パリの和食 おにぎりとお米事情

515 なんじゃ、そりゃ!

先日、凪さんと出かけた時のこと。
出かけに相方(水野)が、炊きたてのご飯でおにぎりを作ってくれました。
そして、目的地へと向う電車の中で、それを食べました。

しかし気がつけば、周りの席に座っていた人達の熱い(?)視線が私達に注がれて…。
子供達は凝視し、大人達はチラチラとこちらを見ています。

彼らにとっては、白いご飯をボールのように丸め、何もかけずに、しかもそれを素手で食べていることに驚いたようです。
ここパリでは、お寿司を知っている人は多くても、おにぎりを知っている人はまだまだ少ないのかも知れません。

ところで、パリの街中にあるスーパーマーケットには、普通にお米が並んでいます。

ただし、お米を食べている人の多くは、私達日本人のようにお米を炊いているのではなく、パスタと同じように茹でているのです。

お鍋に水とお米を入れて茹で、茹で上がったらざるにあげて水気を切り、お料理の付け合せとしてお皿に盛って、主菜の肉汁やお料理のソースをからめながら食べているのです。

相方曰く、以前、フランス人の友人宅に遊びに行った時、お鍋を借りてご飯を炊いてみせたら、途中で何度も蓋を開けられ、「ねえ、もうお水がなくなっちゃったけど大丈夫?」と聞かれたとのこと。

また、炊き上がった後にもご飯を蒸らすことなく蓋を開け、すぐにお皿に盛ろうとしていたとのことでした。

なおフランスには、お米に牛乳やお砂糖などを加えて柔らかく煮たリ オ レ(riz au lait)と呼ばれるお菓子(見ためは日本のお粥)や、お米のプリン、お米のタルトなどもあります。

お米は日本だけの食べ物ではなく、たくさんの国や地域で食べられているのでしょうが、日本の米どころ新潟、しかも美味しいお米として有名なコシヒカリの産地で生まれ育った僕としては…

「なんじゃ、そりゃ(ナンポルト クワ:N'importe quoi)!」

…と、ついつい大きな声を出したくなる、フランスのお米事情なのです。