フランス パリのマタニティライフ

509 パリのマタニティライフ

妊娠9か月となり、お腹が膨らんできたことと、陽気が良くなって服装が薄着になったことで、道往く人からも気を遣っていただくことが多くなりました。
特にそれを感じるのが、電車やメトロ(地下鉄)、バスを利用した時です。

前回妊娠した時には、お腹が膨らむスピードも遅く、また、臨月の頃には分厚いコートを着るような寒い時期だったので、電車やバスの中でも私が妊婦だということに気づく人は少なく、席を譲ってもらうこともあまりありませんでした。

そもそもパリでは、臨月の妊婦さんに負けないほどお腹が大きい人も多く(失礼!)、「この人は妊婦さんなのか、それとも…」と微妙な判断(?)を迫られることもありますので仕方ありません。

何よりも、前回妊娠した時には体調も良く、出産前日まで仕事ができるほど元気だったので、席を譲ってもらう必要もなかったのです。

ところが今回は何故かとても疲れやすく、また、お腹が固くなって痛くなることも多いので、「座りますか?」と声をかけていただいたら、迷わず「メルシー!」と言ってありがたく座らせていただいています。

ただし、すべての人が優しく席を譲ってくださるというわけでもありません。
ここパリでは、お年寄りの方は日頃から優先されていますので、中には、混雑したバスの中で私が座っていると、「あなた、若いのに何故座っているの?」という表情で詰め寄ってこられることもあります…。

さて、私が最近してしまった失敗談をひとつ。
ベビーカーを押しながら電車に乗る際、普通の改札では(改札機の)幅が狭くて通れないので、ベビーカーや車椅子専用の改札扉から駅構内に入ることがあります。

しかしそんな時、うまいタイミングで切符に刻印を押す(改札機を通す)ことができない場合があるのです…。

その日、私は目的地までの切符は買ったものの、ベビーカーや車椅子専用の改札扉から他の乗客の方々と一緒に駅構内に入ってしまい、切符に刻印を押さないまま電車に乗ってしまいました。

そして、椅子に座ってホッと一息ついていると、鉄道(RATP)の係員の方々が電車に乗り込んできて、抜き打ちの検札が始まりました。

私は持っていた切符を見せましたが、刻印がないということで、即、罰金(25ユーロ、約3,000円)。
妊婦だろうが、ベビーカーだろうが言い訳は無用…。
お財布の中に現金の持ち合わせがなかったので、その場でカードで支払いました。

それ以降は、電車でも、メトロ(地下鉄)でも、バスでも、買った切符には刻印を押す(改札機を通す)ように気をつけています。

ちなみに、日本の電車と違って「のりこし清算」という概念のないフランス。
「とりあえず初乗り運賃の切符を買っておいて、降りた駅で清算しよう」ということもできないので不便です。

ここパリでは、電車でも、メトロ(地下鉄)でも、バスでも、抜き打ちの検札が時々ありますので…

  1. 目的地まで、正しく切符を買うこと
  2. 乗る前に必ず刻印を押す(改札機を通す)こと
  3. 降りる時まで必ず切符を持っていること

ご旅行でパリにいらっしゃる方も、どうかお気を付けください。