日本旅行に出かけたフランス人の体験談 2

465 フランス人の目から見た日本

今年の春に、ご家族で日本を旅されたソフィさん、アサエルさんから、彼らが日本で撮ってきた写真を見せていただきました。

「何千枚も撮っちゃったから、今日はユコ(裕子)とケイタホー(桂太郎)のためにその中から厳選したのよ」とのこと。

フランス人の目から見た日本はとても新鮮で、かつ、面白い写真が多かったので、今日は、そんな写真を見せてもらいながら伺ったエピソードをご紹介したいと思います。

●京都 錦市場の魚
「魚がピシッ!と並べられて売っていて美しかった。とても新鮮だし、種類も豊富。それに比べるとフランスの魚は、まさに死んでいるわね…」
私がパリに来たばかりの頃、マルシェ(朝市)でりんごやオレンジが美しく並べられているのを見て驚いたものですが、それと似た感覚なのかも知れませんね。

●フランス語のお店の名前
「パン屋さんや洋服屋さんなどの店名にフランス語が使われていて面白かったよ~。でも、フランス人からすると変な名前が多かったけど…」
逆もまたしかり…。
ここパリでも、店名に日本語を用いたレストランがたくさんありますが、私達日本人にとっては ? なものが少なくありません。

●ファミマ
ソフィさんたちが日本で立ち寄ったコンビニがたまたまファミリーマートだったため、コンビニ=ファミマと理解したようです。
「ちっちゃいお店にた~くさんの食べ物や可愛いものが揃っていて、すごかった!」
ファミマは海外にもたくさん出店しているそうですが、いつの日か、パリにも出店するのかなぁ?

●カルピス
「朝ご飯にシリアル(コーンフレーク)が食べたくて、ファミマでシリアルと牛乳を買ったんだけど…。酸っぱいし、甘いしで食べられなかった…。紙パックにミルクの何とか…って書いてあったから、てっきり牛乳だと思ったんだけど…」
それもそのはず、牛乳と間違えて紙パックに入ったカルピスを買ってしまったようです。
カルピスは水で薄めて飲むものですからね…。
なお、パリでもカルピスは手に入るので、後日、作って飲んでいただこうと思っています。

●電車の乗車口の列
「日本人はきっちり列に並んで、順番を守っていて偉いね。新幹線のホームには並ぶための線がいくつも引いてあって(今度の電車、次の電車みたいな…)、みんなその通りに並んでいたよ」
確かに、フランスのメトロ(地下鉄)や列車のホームでは、乗車口の位置に線が引いてあることはありません。
だから、並ぶこともありません…。

●浴衣
「旅館に着いたら、キモノ(浴衣)が用意してあって驚いたよ~。しかも、子供用の小さいものまであったからね」
子供達は浴衣がとても気に入って、その後、お土産に買って来たそうです。

●温泉
「知らない人と一緒に入る大浴場のお風呂は恥ずかしかったけれど、泊った旅館の部屋には、お庭と小さな露天風呂が付いていたんだ。これがもう~最高に気持ちが良かった!」
箱根では「匠の宿 佳松」という名旅館に泊まったそうです。
それなら、私達日本人にとっても極楽ですよね~。

●回転寿司
「パリなら1皿5ユーロだけれど、日本だと2ユーロだからね! 安いし、美味しいし、言うことなし!」
パリでも回転寿司のレストランでお寿司を食べることがあるというソフィさんご一家。
でも、カウンターに座って、1つずつ握ってもらいながら食べるお寿司も、いつか体験して欲しいなぁ~。

●たこ焼き
「タコもイカも大好きだけれど、あの調理法とソースの味はちょっと苦手かも…。2個くらいなら食べられるけど、6個は無理…。でも、ソウル(息子さん)はかなり気に入ったようで、一人で全部食べてしまったよ」
ソース味はフランス人にも受け入れられると思ったのですが…。

●今川焼き
「デパートの地下で焼いていたんだよ! 鉄の型に生地をピッピッて入れて、あんこをポンポンってのせて、バタンバタンって焼いていたよ!」
子供のようなキラキラした目でそれを見つめていたソフィさんとアサエルさんの姿を思い浮かべると、とても愉快な気持ちになってきます。

●ユニクロ
「京都で雨に降られたので、着替えを買ったんだ。デザインがMUJI(無印良品)みたいにシンプルで機能的だし、値段が安い! パリの街中にも、近々本格的なユニクロのお店ができるというから楽しみだね」
日本ではリーズナブルな印象の無印良品も、ここパリではお値段が高めで、ちょっとしたブランドのような存在。
はてさて、ユニクロはどんなふうになるのかな?

●ゴルフの素振り
ゴルフ好きのアサエルさん。
街中のちょっとした広場でゴルフの素振りをしていた男性を見つけてビックリ。
こっそり記念写真(?)を撮って来ていました。
ゴルフの素振り…。確かに、パリの街中では見かけないなぁ…。

●鍵付きの傘立て
大きなお寺の境内などを見学する時、傘を立てて、番号の付いた鍵を引き抜くタイプの傘立てってありますよね。
1~100番くらいまで番号があるような大きな傘立て…。
ソフィさん、アサエルさんにとっては、それがとても珍しかったのだとか。
確かにフランスでは、雨が降ってもお店や建物の入り口に傘立てや傘袋が用意されるところは、ほとんどありません。

●浅草寺
実は、東京浅草の浅草寺の写真はありませんでした…。
なぜならば、東京観光は3日間しかなく、時間が足りなかったのだそうです。
「あと1日あったら、大きなちょうちんのあるお寺(=浅草寺)を見たかったなぁ…」と、つぶやいていました。
東京はパリに比べると何倍も広いので、いくら時間があっても足りないことでしょう。

いかがでしたでしょうか…。
フランス人が日本を旅する時、そんなところを面白く見ていたのかということが分り、とても愉快でした。
またそれを知り、それについて話すことで、お互いをより良く理解することができるようになった気もします。

長くなってしまいましたが、お付き合いいただきましてありがとうございました。