フランスの生活における男性の家事と育児

437 努力目標…

今日は、フランスの男性による家事や育児に関するお話。

まずは家事について。
その中でも、台所仕事についてです。

私達が住んでいるアパートの台所の窓からは、お向かいのお宅の台所が見えます。
そして、朝や夜に台所に立っていると、必ずと言って良いほど、お向かいのお宅のご主人が台所に立っています。

このことは、私達が数年前にこの部屋に引っ越して来た時からそうなのです。
当初は、台所に立つご主人と、その傍らに小さなお嬢様がいらっしゃるのを見て、「お向かいさんは父子家庭なのかな?」と思ったほどでした(実際には奥様もいらっしゃいますが)。

また、先日、とあるお宅にお邪魔して夕ご飯をご馳走になった時のこと。
ご主人がアメリカ人、奥様が日本人というカップルと、ご主人がフランス人、奥様が日本人というカップルとともにお話をしていたら、両方のご家庭とも、普段から食事はご主人が作っていらっしゃるとのことでした。

なお、この文章を書きながら、パリに住んでからの見聞を思い起こしてみると、普段から台所に立つご主人の何と多いことか!

続いては、育児について。

実は、長女(凪さん)が託児所に通うようになってから、ちょっと驚いていることがあります。
それは、朝、託児所に子供を連れてくるご主人が多いこと。

我が家では、凪さんが託児所へ行く時の「送り」は僕が、また託児所から帰ってくる時の「迎え」は相方(水野)が行っています。

そして、託児所に通う他のご家族の様子を見てみても、朝、託児所へ子供を連れて行くのはご主人が、夕方、託児所へ子供を迎えに行くのは奥様が、というお宅が多いように感じます。

さらに日曜日には、ベビーカーに子供を乗せて、手にはお買い物かごを提げ、マルシェ(朝市)を廻るご主人の姿や、仲の良いご主人達(パパ友!)がそれぞれの子供を連れて、一緒にお散歩したり、公園で子供達を遊ばせたりしている光景も目にします。

上記のような状況を明確な数値で示すことは出来ませんが、それらに深く関係すると思われる興味深いデータを2つご紹介しましょう。

  1. フランスにおける女性の就労率(2000年)
    25歳~49歳の女性の就労率は80%に達している
    (子育てをしている世代でも、約8割の女性が仕事に就いている)
  2. フランスの男性が家事に費やす時間(2002年)
    共働き世帯の男性が1日に家事に費やす時間は平均1時間30分
    (ちなみに、日本の男性は平均21分)

なお僕は、日本男児でありながらフランスに活きる身の上…。
1日に家事に費やす時間は、2つの国の間くらい、21分以上1時間30分以下だと思います…。
来年は、1時間30分を努力目標として頑張ります!