330 心から、おめでとう!

当店がお世話になっている、とある取引先でのこと。

この会社には、週に1度はお邪魔しているのですが、最近ちょっと気になることが…。
それは、当店を担当してくださっている方(女性)のお腹が大きくなって来たことです。

以前に比べて、何となくお腹が大きくなって来たことには気付いていたのですが、それが本当におめでたなのか、それとも単に太っただけなのか、なかなか分かりませんでした。

もちろん、おめでたならば心からおめでとう!って言ってあげたいのですが、万が一にも違ったら(単に太っただけだったら)、取り返しの付かない(?)ことになってしまいます…。

そんな日が何日か過ぎ、そして先日、これはもう「本当におめでたに違いない」と確信するほどに大きくなったので、意を決して(?)聞いてみました。

「ひょっとして、赤ちゃんができたのですか?」

「そうなのよ!」

「わっ、やっぱり。おめでとう!」

「ありがとう。8月に生まれる予定なの」

「そうですか、本当におめでとう!」

「ありがとう、でも産休に入る前に、仕事は代わりの人に引き継いでおくから心配しないでね」

いや~、本当に良かった。そして、本当におめでたい。
何か、プレゼントをあげないと!

しかし、もし彼女に聞いて、単に太っただけだったら…

「あっ、そうなんだ、ゴメンナサイ。僕もお腹に赤ちゃんが入っているから、あなたもそうかと思って…」

…と、太って出てきた自分のお腹を抱え、笑ってみせるつもりでした。

あ~、良かった。本当に良かった。そして、おめでとう!