フランスで暮らす日本人 今年を振り返る

298 2006年を振り返って(その1)

パリでの暮らしも、もうすぐ3年になります。
数は少ないですが友達もでき、フランスで出会った人たちや、遠く日本に住む家族に何かと助けられながら、元気に過ごすことができています。
歯を食いしばったり、泣いたりすることもしょっちゅうですが、パリにこうしているからこそ味わうことのできたことも、たくさんありました。

●学校に通う
いま思うと、これまでの2年間はフルールドクールの活動を軌道に乗せることに必死で、学校に通う時間的な余裕も、また、フランス語を勉強するという心のゆとりも、まったくありませんでした。
留学などで日本からパリにいらっしゃっている人が、フランス語の学校に通っている様子をみて、「いいなぁ…」と指をくわえていたのです。
そのため、その頃の私のフランス人とのコミュニケーションと言えば、英語か、簡単な単語を並べただけのフランス語…。
しかしいまでは、少しだけ文法も解るようになり、随分と楽になりました。
パリ市が主催する市民講座「外国人のためのフランス語」の存在を知り、週に2回通い始めて約10か月。
クラスで1、2を争う落ちこぼれですが、友達もでき、また、学ぶことの楽しさをあらためて感じています。

●バレエを観る
2006年は、5つのバレエ公演を観ることができました。
子供の頃、小、中、高校とバレエを習っていた頃からの憧れだった、パリ オペラ座のバレエ。
バレエを観るということは、ここパリでも贅沢なことだと思います。
もちろん、1,000円ちょっとの席もありますが、やはり、きちんと観たいと思うならば、そのチケットは決して安くはありません。
しかし、バレエは生身の人間による動く芸術。
その芸術を、ここパリで、純粋に楽しむことができ、本当に幸せでした。

●公園をジョギング
私の住むアパートのすぐ近くには、広くて美しいリュクサンブール公園があります。
その公園をジョギングしている人は多く、以前の私は「カッコいいなぁ…」と、ただ眺めているだけでした。
そして、普段、運動をしていなかった私。
身体はすっかりなまり、おなかポッコリ、太ももブヨブヨ…。
これではいかん!と思い立ちました。
最初の頃は苦しくて辛かったリュクサンブール公園2周も、今では気持ちよく走ることができるようになりました。
なお、公園は日の入りの時刻に合わせて閉まってしまうので、仕事との兼ね合いからなかなか毎日というわけにはいきませんが、これからも続けたいと思っています。

●今年の3人
昨年、フルールドクールのスタッフとしてキャレル紀子(もとこ)さんが加わり、2006年はキャレルさん、阿部、水野の3人で走り切りました。
今日は、私の目から見たそれぞれの仕事ぶりを、少し報告させていただきます。

キャレルさんは2児のお母さん。
子育てや家事と仕事との両立に、体力的にも、精神的にも、この一年は大変だったと思います。
フランス語ができない阿部に代わり、取引先との調整を行ったり、フランス語の会計ソフトを使用して、経理処理を行ったり…。
私が担当する作業も、かなり頻繁に手伝ってもらいました。
また彼女は、フランスでの生活のこと、フランスでの常識などを、私よりもずっとよく知っているので、私にとってはお姉さんのような存在。
フルールドクールの新たな、そして、大きな力となりました。
さらに、まだまだ大きな可能性を秘めているとも思います。

阿部は、フルールドクールの代表。
フランスに作った会社 fleur de coeur の社長です。
表面的には見えにくくとも、次から次に出現する厄介な問題を地道に解決することに、多くの時間を費やしました。
また、お客様からのすべてのメールに返事を書き、その内容が親切丁寧なのにはいつも驚かされます。
さらに、「今日のパリ」や「メールマガジン」に書くコラムに関しても手を抜きません。寝る暇もないほど忙しく働いています。
しかしその反面、大雑把な私に対するお小言も絶えません。
この性格の違いが、時々喧嘩を招くことにも…。
頑固ですが、基本的には穏やかで寛大な、真面目な人です。

最後に、私。
水野は2006年も良く働きました! 自画自賛!!
新商品の写真撮影、サイトの更新、お品物の梱包を中心に休みなく働きました。
ただ、大雑把な性格上、間違いも多く、あらを探せばたくさんあると思います…。
商品ページに誤った記載があったり、間違った品物を送ってしまったりと、何人ものお客様にご迷惑をおかけしました。

さて、2007年は、どんな年になるでしょうか…。
私は、これまでの出会いも、そして、これからの出会いも大切に、良い年にしたいと思います。
皆さまにとっても、2007年が素晴らしい年になりますように!