フランスと日本の関係 牡蠣と鰻

290 ○○生まれの××育ち

早いもので今年も12月。
パリも寒くなって参りました…。

ところで、寒い時期のお楽しみといえば牡蠣。
フランスでは年中牡蠣を売るお店もありますが、やはり旬は今になります。
クリスマスやお正月など、家族が集まって食事を楽しむ時には欠かすことのできないご馳走なのだとか。

なお、フランスでは、牡蠣と言えば生。
殻を剥いて氷や海藻を敷いたお皿の上に並べ、生牡蠣としていただきます。
お店によっては牡蠣のシャンパン蒸しなどを出すところもあるそうですが、私はまだ見たことがありません。

また、フランス人の知人に聞いても…

「牡蠣は生で食べるよ。熱を加えたお料理もあるけれど、アメリカなど他の国から来た食べ方でしょ?」

…とのこと。

ところで、現在のフランスの牡蠣は、もともと日本から嫁いで来たものなのだとか!?
昔、フランスの牡蠣が大量に病気にかかった時、日本から牡蠣を輸入して、より病気に強い牡蠣として繁殖させたのだそうです。
「フランスの牡蠣は美味しいな~」なんて思ったら、実は、故郷日本の味だったのですね。

さて、話は変わって、鰻のお話。
ここフランスにも鰻はいて、鰻を使った郷土料理もあるそうです(私はまだ、見たことはありませんが…)。

先ほどの牡蠣のお話とは反対に、昔、フランスの鰻が大量に日本に輸入されていた時期があったのをご存知でしょうか。
一頃は日本の鰻の半分くらい(!?)がフランス(ヨーロッパ)の鰻だったという頃もあったのだとか。

先日、パリに長くお住まいの日本人の方から…

「昔はたくさんの鰻の稚魚を、フランスから日本に輸出したものだ」

…というお話を伺いました。

なお現在でも、フランスから日本への鰻の輸出は行われているそうですが、その量はごく僅かとのこと。

その代わり、現在はフランスから中国への輸出が多くなっているそうです。
そして、中国に輸出されたフランスの鰻はそこで大きく育てられ、加工されて(蒲焼になってから?)日本に輸出されているのだとか!
私達が食べている鰻は、フランス生まれの中国育ちだったのですね!?