フランスのチーズ エポワスとロックフォール

282 2人の王様

お散歩の途中、近所にあるチーズ屋さんに立ち寄りました。
さすがにチーズの専門店だけあって、店内にはたくさんのチーズが並んでいます。
また、チーズがむき出しのまま棚に並べられているので、店内はチーズの香りでいっぱい。
さまざまなチーズの個性的な香りが混ざり合い、何とも言えない匂いです。

なお今日は、たくさんのチーズの中から、2つを選んでみました。

1つめは、チーズの王様と呼ばれるエポワス(epoisses)。

フランスはブルゴーニュ地方で作られるチーズで、表面はくすんだオレンジ色、中はきれいなクリーム色をしています。
このエポワス、ブルゴーニュ地方の地酒(ぶどうの搾りかすから作ったお酒)で、その表面を洗いながら熟成させるのだとか。
そのせいかどうかは分かりませんが、お味はとにかく強烈で、匂いも強力です。
さすが王様の名に恥じない、個性的なチーズなのでした。

2つめは、ブルーチーズの王様と呼ばれるロックフォール(roquefort)。

ブルーチーズとは、クリーム色のチーズの一部に青いカビが生えたもの。
フランスのロックフォールの他、イタリアのゴルゴンゾーラや、イギリスのスティルトンが有名で、これらを世界3大ブルーチーズと呼ぶそうです。
そして、ロックフォールはその中の王様と呼ばれるだけあって、これまた強烈な匂いとお味。
僕はロックフォールが大好きですが、お嫌いな方にとっては見るのも嫌なはず…。

さて、2人の王様を我が家にお迎えして、じっくりと時間をかけて語らうことに…。
また、楽しい語らいにはお酒が必要と、エポワス王の出身地であるブルゴーニュの赤ワインを用意してみました。

ところが…、いずれの王様もとにかく個性的。また、お互いに我が強くて衝突するばかり…。
語らいには話し役と聞き役が必要なわけですが、エポワス王も、ロックフォール王も、ひらすら主張し続けます。
また、最初のうちは2人の個性や力強さを楽しんでいた僕ですが、最後には「王様たち、もう堪忍してください~」という感じに…。

やはり、王様は1人じゃないといけないみたいですね。