フランス人が思う日本文化と食生活

281 紙の家に住み、魚をかじる

インターネットの普及によって、世界中のさまざまな事を、自宅に居ながらにして知ることができる現代。
しかし、そんな時代になっても、遠く離れた国のことについては必ずしも正しく伝わっていないことがあるようです。

先日、フランス人の友人達と話をしていた時のこと。
日本の文化や食生活が話題になりました。

そんな中、彼らに言われて驚いたのは、日本人が魚を生で食べることについて…。
パリの街中には日本食レストランがたくさんありますので、日本人が魚を生で食べることについては、すでにご存じのことと思っていました。
ところが、友人の1人が私達の目の前で行ってみせたジェスチャーは、生の魚1匹を両手で持って、それを頭からかじるしぐさ…。

「そんな~、猫やラッコじゃないんだから~!」

…と笑いつつも、フランスの田舎に行ったら、本当にそんなふうに思っている人もいるだろうとのこと…。

次に驚いたのは…

「日本には、紙でできたお家があるんでしょ?」

…という質問。
確かに、日本の住宅には木や紙、土などが使われていますが、すべてが紙でできている家なんて…。
何がどうしたらそんなふうに伝わるのかと思いつつも、真顔で問われると、こっちがビックリしてしまいます。

そして、「すべてが紙でできた家なんてないよ」と言いつつも、「でも、ガラスの代わりに紙が貼ってある窓ならあるよ」と障子について説明したら、とても驚いた様子…(下手なフランス語による、いい加減な説明が誤解のもと?)。
やはり、いつの時代になっても、異国の文化はちょっと遠いところにあるようです。