フランス パリの治安について

273 地図なんていらない

日本からパリにいらっしゃった方々から、スリや置き引きに遭ってしまった…というお話を時々伺います。
私がパリに来てからのほんの数年の間にも、このようなお話を幾度となく伺うことから察すれば、スリや置き引きの被害は決して少なくないようです。
近々パリへお出かけになる方に少しでも参考になればと、今日は、最近伺ったお話を1つご紹介いたします。

パリのシャルル ド ゴール空港に着き、高速郊外鉄道(RER)に乗ってパリ市内へと向かう時のこと。
電車の中で1人の男性に声をかけられ…

「パリの地図、いらない?」

…と地図を差し出されたのだそうです。

そしてその地図を受け取り、ちょうど停まった駅で彼が電車から降りていくのを見送った次の瞬間、すぐ脇に置いてあった鞄がないことに気が付いたとのこと…。
恐らく犯人は2人組みで、1人が地図を差し出して旅人の気を引いているスキに、もう1人が鞄を持ち去って、2人ともその駅で降りたのでしょう…。

空港に到着し、これからパリの市内へと向かう旅人にとっては、地図をもらえるなんて本当にありがたいこと。
しかし、それを悪用しての置き引きだったようです…。

フランスの首都であり、また、世界一の観光都市でもあるパリ。
そして、世界中からいろいろな人種や立場の人が集まって暮らす街、パリ。
そんなパリにおいて、こちらが何も必要としてはいないのに、向こうからあれやこれやと話しかけてくる人には、やはり注意をしたほうが良さそうです。

もちろん、道に迷ったり、何かに困ったりしている時に、善意で声をかけてくださる方もたくさんいらっしゃるのですが…。