フランスの文房具、これ何ですか?

268 エプロン? 書類入れ?

唐突ですが…、この季節、パリで一番込み合っている場所はどこだと思いますか?

それは、大型スーパーマーケットの文房具売り場です。
小学生から高校生まで、新学年が始まって必要になる文房具が書かれたリストを片手に家族でお買い物という人々で大変に賑わっています。
そして、「少しでも自分好みの文房具を手に入れたい…」と思う子供たちと、「少しでも安くお買い物をしたい…」と思う親たちの思惑がかみ合わず、プチ親子喧嘩を始めている家族も…(他人事として見ると、ほのぼのして見える光景です)。

さて、長女の小学校入学に合わせて、我が家もその賑わいに参加した家族のひとつ。
学校から配られたお買い物リストには、HBの鉛筆や鉛筆削り、20センチの定規や絵の具セットなどに加えて、ボールペン4色 万年筆とインクなどもあり、「1年生なのに?」とビックリしながらも順調に買い物を続けていました。

ところが…リストの15番目まできて、フランス人の夫と私がまったく別の棚に向かい、お互いに「何やっているの?」、「どこ行くの?」と無言で見つめあう奇妙な瞬間がありました。

リストの15番目に書かれていたのは…

「2 chemises en plastique a elastique」

単語ごとに訳すと、chemises=ブラウス、en plastique=ビニール製の、a elastique=ゴムつきの…を2枚ということになります。

想像力豊かな(往々にして自分勝手な理解を含む)私は、これを「図画工作の時間にでも使うビニール製のエプロンで、袖口にゴムが通っているものを2枚…」と思い込んだのです。

それを真顔で夫に伝えると、スーパーの真ん中で吹き出されてしまいました。
それもそのはず、実はこれ、ゴムバンド付のプラスチック製ケースファイル(書類入れ)のことだったのです。
ムムム…、私の想像力を完全に超えていました。
手強し、フランス語。