南フランス コートダジュールを巡る旅

264 ずっといい天気

南フランスを旅した時のこと。
今回の旅でも、いくつかの町や村を訪ねました。
そしてどの町や村も、夏の強い日差しの中で、美しく、きらきらと輝いていました。

今日は、僕が気に入った町や村をいくつかご紹介いたします。
ちなみに、僕の好みは小さな村。
大きな街も嫌いではないけれど、こと夏の南仏について言えば、シ~ンと静まり返った中に蝉の声だけが響いているような、小さな村が僕は好きなのです。

●ゴルビオ(Gorbio)
モナコ(Monaco)とマントン(Menton)の間、地中海から10キロ程内陸に入った、山あいの小さな村です。
旅行用のガイドブックには載っていない、素朴な雰囲気の、とても静かな村でした。
村の中心は小さな広場。
そして、その周りに1軒のカフェと1軒のレストランがあるだけ。
また、そこから少し離れたところに村役場と学校がある他は、石造りの古い民家が並ぶだけです。
特に何があるというわけではないけれど、村の中を迷路のように伸びる石畳の小径を、ちょっと迷子になりながらお散歩するのが最高に楽しいところでした。

●ロクブリュヌ カップ マルタン(Roquebrune Cap Martin)
モナコとマントンの間、海岸から立ち上がる崖の上に家々が並ぶ村。
単に、ロクブリュヌと呼ぶことも。
村の頂にあるお城の廃墟から眺める景色は本当に素晴らしいものでした。
折り重なるように建つ家々の赤瓦の色と、その下に広がる真夏の地中海の青さとが、とても美しいコントラスト。
心地よく吹く海風を感じる瞬間は、最高の夏の思い出です。
コートダジュール(Cote d'Azur)=紺碧海岸。
まさに文字通りの、海の青さを見ることができる村です。

●ヴィルフランシュ シュル メール(Villefranche sur Mer)
ニース(Nice)から東へ約5キロ。
静かな入江の奥にある小さな港町。
海辺にはカフェやレストランが数軒並び、その先に小さな海水浴場があります。
また、港の通りから一歩路地へ入ると、そこには中世の面影を残す古い町並みが残っています。
ここは、作家であり詩人でもあったジャン コクトー(Jean COCTEAU)が愛した町。
コクトーは、港に面した小さなホテルに滞在し、執筆活動を行ったのだとか。
地中海で海水浴を…とお考えの方は、是非、この町へどうぞ。
海の幸も美味しいです!

南仏の夏は光に満ち溢れ、空と海は青く、そして人々は優しく…。
コートダジュール(Cote d'Azur)からエクス アン プロバンス(Aix en Provence)へと向かう高速道路を走りながら、助手席の相方(水野)が言った…

「ずっといいお天気が続きそうだね~」

…という一言が、とても心に残っています。
なぜならば、本当に青いとしか言いようのない空が、自分達の目の前に遥か彼方まで広がっていて、そのことが単純に、とても嬉しかったからです。